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「ストレスなしのくつろぎの家」を考える(1)-構造- [キココチラボ]

大震災前までは、構造もプランも空間も設備も全部一番大事、と思っていたけど、
今は一番大事なのは構造だ、と考えている。

生死に関わることだからだ。

多くの良心的な設計者は、建築基準法の強度より大きく上回る強度の設計をしている。
そしてその強度がきちんと出るように、工事監理をする。

予算が厳しくてなにかを削らなければならなくても、強度は死守しなければならない。


我が家がある地域には活断層がある。
今回の大震災の影響で、地震が起きる確立がアップしたらしい。
強度はしっかりとってつくってあるが、不安はある。
「絶対大丈夫」ということはあり得ない、ということを知ったから。

どこかの偉い人が決めた「想定」を軽く超える大惨事が起こりうることを知ったし、
地震、津波やがけ崩れなど、人間の技術ではどうしようもできないことが
あることも知った。
すごい技術でクリアしたと思いこんでたことが、そうではないことも知った。

あ~無力感。
って、設計する人間がこんなことを言っててはいけないのだが。

強い構造の家をつくる。
とにもかくにもそれだけです。

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